2010年8月26日21:51
大日本印刷(DNP)は8月26日、ビザ・ワールドワイド(Visa)が開発したインターネット上のカード決済における本人認証技術「3-Dセキュア」に準拠した本人認証サービス「SIGN3D(サインド)」を、携帯電話に対応させたと発表した。同社では10月から、Visaが世界で初めて携帯サイト向け3-Dセキュアのパイロットテストを日本で実施するのに併せて、SIGN3Dを携帯サイトに対応させ、カード発行会社向けにASP方式で提供する。
DNPでは2008年8月から、SIGN3DをパソコンのWebサイト上でのカード決済向けに提供し、カード発行会社8社での採用実績がある。同社ではVisaが行うパイロットテストにも仕様検討段階から参加し、実用化に向けた開発を進めてきた。
同社ではパイロットテスト終了後、携帯電話向けのSIGN3Dをカード発行会社や銀行に向けて販促し、3年間で5億円の売り上げを見込む。