2011年3月31日12:11
大日本印刷(DNP)は、ビザ・ワールドワイド(Visa)が開発したインターネット上のカード決済における本人認証技術であるVISA認証サービス(3-Dセキュア)に準拠した本人認証サービス「SIGN3D(サインド)」を運用しているが、同サービスのモバイル版のデモを行った。
DNPでは3-Dセキュアにおいて、カード発行会社に必要な会員認証サーバであるACS(Access Contorol Server)の構築・運用を行っており、すでに大手カード会社などで導入実績がある。
Visaでは、世界に先駆け携帯サイト向け3-Dセキュアのパイロットテストを日本で実施しているが、DNPではSIGN3Dの追加開発を行い、携帯サイトに対応し、カード発行会社向けにASP方式で提供している。
社団法人日本クレジット協会(JCA)と日本クレジットカード協会(JCCA)では、2010年12月14日に「新規インターネット加盟店におけるクレジットカード決済に係る本人認証導入による不正使用防止のためのガイドライン」を発表した。これにより、カード会社や決済代行事業者は、新規インターネット加盟店に対して、3-Dセキュアなどの本人認証技術の導入を積極的に推進していくことが予想される。今後はモバイル版3-Dセキュアのニーズも高まるだろう。