2011年3月24日19:15
SafeNet, Inc.(セーフネット)は米国時間の2011年2月24日、SafeNet Authentication Manager (SAM) 8.0をリリースした。SAM8.0は、強固な認証とIDフェデレーションを組み合わせて使用できる。追加のユーザプロビジョニングを必要とすることなく、中央からのユーザIDの管理、およびオンプレミスだけでなくクラウドベースのサービスとアプリケーションへのアクセスを支援するという。
SAM8.0は、「SafeNet Trusted Cloud Fabric」において最も重要な構成要素である。Trusted Cloud Fabricの総合的なソリューションスイートは、データ、アプリケーション、システムをクラウドに移行する際に、セキュリティの懸念事項に対処するとともにコンプライアンスも保証する。
SAM 8.0の導入により、企業はアクセス制御境界の伝播やIDの拡散など、重要な課題に取り組むことが可能だ。SAM 8.0は、企業の既存の認証インフラストラクチャを使用するため、ユーザは、オンプレミスのアプリケーションとクラウドベースのアプリケーションに対して、同じログオン認証情報を使用できるため、完全なシングルサインオン(SSO)を実現するという。
また、ワンタイムパスワード(OTP)、ソフトウェアおよび証明書ベース(PKI)の認証トークンからなるセーフネットの各種トークンの管理をサポートする。これにより、企業は、現在のリモートアクセス用にOTPを配備するとともに、将来のより高度なセキュリティソリューションに向けて継続的にサポートを拡張していくことが可能となっている。