2020年4月20日16:00
大日本印刷(DNP)と、その100%子会社で各種IDカード用機器等を販売するDNPアイディーシステム(IDS)は、自治体が窓口でマイナンバーカードや在留カードなどの本人確認書類の記載事項を変更する「裏書き業務」を効率的にサポートする「DNP券面プリントシステム」の販売を2020年7月に開始すると発表した。
同システムは、IDSが2014年度から販売していた「裏面プリントシステム」を実運用に即してリニューアルしたもので、印字後に残されたプリンター内のインクリボンから個人情報を識別しにくくなる「個人情報保護機能」などを新たに搭載する。
同システムは、業務に必要なICリーダーとスキャナー、プリンターの機能を備えた一体型システムながら、A4サイズの小さなスペースに設置できる。印字後のインクリボンからの個人情報の識別を難しくする「個人情報保護機能」を搭載した。
また、本人確認書類をプリンターに正しい方向で挿入したか検知する機能を搭載している。間違った向き・面への印字を防止する。さらに、1行のスペースに2行印字が可能な「2行印字サポート機能」も新たに搭載している。
IDSは、全国の自治体向けに本システムを販売し、2024年度までに約3億円の売上を目指す。
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ペイメントナビ編集部
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