2015年9月11日20:01
ビリングシステムは、2015年9月11日開催の取締役会において、共通ポイントサービス「Ponta」を運営するロイヤリティ マーケティング(LM)により、LMのECサイト運営事業者向けクレジットカード決済代行事業を承継する新設会社の全株式を取得し、子会社化することを決議したと発表した。
LMでは、7,162 万会員、全国106 ブランド、約 2万3,700店舗で利用できる共通ポイントサービス「Ponta」を運営し、多様なデータを活かした企業の各種マーケティング支援を行っている。
今回、LMがそれらのマーケティング支援事業と併行して2011年7月より運営してきた、クレジットカード決済代行事業「クイックコレクションサービス」(QCS事業)を分社化し、QCS事業を承継する新設会社の全株式をビリングシステムが取得することにより子会社化することとなった。
LMは、決済関連サービス全般を専門とするビリングシステムにQCS事業を承継するとともに、両社は協力し、同QCS 事業の取引先に対するサービス提供を継続、推進するという。また、LMは、主力事業であるポイント事業、マーケティング事業とQCS事業との相乗効果を高めるため、ビリングシステムとの連携によるサービスの拡充を図るべく、業務提携を含め両社で検討していく。
ビリングシステムは、今回のQCS事業の承継により、同事業の取引先約700社に対し、LM 単独では提供が難しかったクレジットカード決済以外の決済手段、関連サービスの提供機会を獲得できることに加え、同社が中長期事業戦略で重要テーマとしている、スマートフォン決済ビジネス、決済データとマーケティングデータの融合による新規ビジネス領域の展開を強化、促進していく方針だ。