2011年2月3日8:10
「提携クレジットカード」の新潮流~ジャックス「Ponta Premium Card」(1)
クレジット機能付きのオリジナルPontaカードを発行
高還元率のポイント付与で利用者のメインカード化を目指す
ジャックスは、三菱商事の100%出資子会社で共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティマーケティングと提携し2011年1月7日から、クレジットカード機能付きのオリジナルPontaカード「Ponta Premium Card」の会員募集を開始した。ジャックスが戦略商品と位置づける同カードの取り組みを追った。
生活者のあらゆる生活シーンで貯まる「Ponta」
提携企業は31社、提携店舗は1万3,725店舗
ロイヤリティマーケティング(LM社)が運営を行う共通ポイント「Ponta」は2011年1月25日現在、提携企業は31社、利用可能な店舗は1万3,725店舗に達している。
「Ponta Premium Cardについては、LM社のオリジナルカードとして発行する初めてのクレジットカードになります。Pontaは、お客様の生活で貯まるポイントをすべて1枚のカードでカバーできるところが魅力であり、“メインカード”になりうると考えています。LM社では2013年までに加盟店を100社まで増やすと想定しており、今後さらに生活カードとして定着していくと思い、今回の提携に至りました」(ジャックス 営業戦略本部 営業推進第二部 営業推進第三課 推進役 星野佳幸氏)
Pontaには2,900万人の会員がいるが、ジャックスではその中でも利用頻度の高いヘビーユーザーの獲得を目指している。そのため、年会費は無料ではなく、1,312円(税込)、家族会員420円(税込)に設定し、帰属意識の高い会員の獲得を見込む。
「Ponta Premium Cardは、ポイント機能を充実させることで高還元率を実現したプレミアムカードと位置付けています。カードの利用が多ければ多いほど、高還元率となっており、2%を超えるポイントの還元を受けることも可能です」(星野氏)
会員はPonta Premium Card をPonta提携店舗で利用すると、原則100円ごとに1ポイントのPontaポイントに加え、同カードの利用額300円(税込)ごとに2ポイントのクレジットPonta ポイントが付与される。またPonta提携店舗以外でカードを利用した場合も300円(税込)につき2ポイントのクレジットPontaポイントが付与される。さらにボーナスポイントとして、6 カ月のカード利用額40万円ごとに1,500 ポイントが付与(最高2万2,500 ポイント)される。付与されたポイントは、Ponta提携店舗で1ポイント=1円相当として利用可能だ。