マルチモーダルルート検索でオンデマンド型交通に対応、「Hitachi MaaS」で提供(ナビタイムジャパン)

2020年12月9日15:05

ナビタイムジャパンは、マルチモーダルルート検索において、オンデマンド型交通に対応し、2020年12月8日から、ひたち圏域新モビリティサービス推進協議会が運営するMaaS実証実験向けアプリ「Hitachi MaaS」にて提供を開始すると発表した。

「Hitachi MaaS」とは、茨城県内全ての既存交通手段や高速バス、同実証実験で運行するオンデマンドタクシーなどを組み合わせたルートを案内するアプリとなる。オンデマンドタクシーの予約や、ひたちBRTや高速バス、ひたちなか海浜鉄道の乗車券、日立市内路線バス1日乗車券等の周遊券の購入も可能だ。ナビタイムジャパンは、同実証実験に技術協力し、同アプリの開発を行い、同日から2021年3月末(予定)まで提供するという。

MaaS実証実験向けアプリ「Hitachi MaaS」(ナビタイムジャパン)

今回、独自技術である経路探索エンジンをもとに、ナビタイムジャパンでは初めて、オンデマンド型交通と複数の移動手段を組み合わせたルートの提供を実現した。

同実証実験のオンデマンドタクシー対象エリア「大沼エリア」「宮田・助川・成沢エリア」にてルート検索すると、仮想停留所の位置を考慮し、対象のルートがある場合、ドアtoドアの最適なルートを提示するという。

今回の対応により、地域住民は、オンデマンドタクシーを利用した目的地までの最適なルート確認から配車予約、決済まで一貫して行えるようになる。また、事業者にとっては、ルート検索上で直接オンデマンドタクシーを提案できるようになり、サービスの周知と利用促進に繋がると考えているそうだ。

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