2021年3月3日16:41
パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、読売新聞東京本社・読売巨人軍・東京ドームと協業し、東京ドームで、関係者を対象とした顔認証の入場、および一般来場者を対象とした顔認証の決済についての実証実験を、2021年3月3日より順次開始すると発表した。パナソニックの顔認証技術を活用し、同導入に向けたトライアルを行う。
東京ドームでは、「世界トップレベルの清潔・安全・快適なスタジアム」を目指し、新型コロナウイルス感染対策の施策やデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいる。2022年シーズンからは、巨人戦での飲食物やグッズ等の買い物時の完全キャッシュレス化を導入される予定だ。
今回、同社は、「ジャイアンツ×東京ドームDXプロジェクト」に参画し、顔認証技術を用いた入場・決済アプリケーションを提供する。東京ドーム内に顔認証で利用できるサービスが拡充されることで、感染症対策として有効な『接触機会の低減』を実現しながら、来場者の快適な空間づくりとスタッフの業務効率化に貢献し、さらなる東京ドームのサービス向上をサポートするそうだ。本実証実験を通して、本導入に向けた運用時の課題や効果を検証する。
なお、パなソニックでは、これまでにも空港での厳格かつ円滑な本人確認や、アミューズメントパークでのチケットレス入退場、店舗でのキャッシュレス決済、オフィスでのICカードレス入退室などで、顔認証技術を応用したシステムを展開してきており、1日10万回超の固有の顔認証を達成しているそうだ(同社調べ)。