2021年5月19日9:30
ACSiON(アクシオン)は、2021年1月29日に提供を開始したフィッシング対策サービスが、沖縄銀行、PayPay銀行、横浜銀行、クレジットカード会社1社の金融機関4社で採用されたと発表した。
フィッシング対策協議会に報告されたフィッシング件数は2020年より増加傾向にあり、地方銀行やクレジットカードブランドをかたるフィッシングが多数報告されるようになっている。それに伴い、フィッシングに悪用された企業、および同業種の企業が同サービスを検討するケースが増えているという。2021年4月のフィッシング報告件数は4万4,307件で過去最多となっている。
アクシオンのフィッシング対策サービスはフィッシングサイト検出の速さに特化しているという。そのため、フィッシングに悪用された企業は消費者がフィッシングメール・SMSを受信するより前に対策に着手することが可能だ。国内企業をターゲットとしたフィッシングサイトが過去立ち上がったことのあるネットワークを中心に監視・チューニングを行うことでこの速さを実現しているそうだ。
また、ネット銀行のセキュリティ対策経験者がフィッシング発生時の対応経験を元にサービス開発を行っている。迅速なフィッシングサイト検出の実現に加え、検出後のフィッシングサイト閉鎖依頼対応についても経験に基づく実効性のある方法でサポートしている。
フィッシングサイトの出現を検出し、導入企業へ通知。今後、フィッシングサイト閉鎖依頼の自動対応や、同サービスの導入企業同士が情報連携できる仕組みの追加を予定している。銀行、クレジットカード・信販系事業者、仮想通貨事業者等、顧客基盤を持つ事業会社で利用できる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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