2021年6月22日7:50
小田急電鉄とNTTドコモは、2021年6月21日~8月8日まで、新宿駅周辺で、スマートフォンのアプリを活用したXR体験イベントを開催している。同イベントは、2 社が取り組むまちづくりプロジェクト「XRシティ SHINJUKU」の第2期プロジェクトとして実施している。
小田急百貨店や新宿中央公園をはじめとした新宿駅周辺に設ける6か所の体験スポットで、専用アプリ「XR シティ」をダウンロードした体験者自身のスマートフォンをかざすと、スポットごとに「アート&空間らくがき」「キャラ」「謎解き」のXRコンテンツをそれぞれ利用できる。
「アート&空間らくがき 」の体験スポットでは、デジタルアートの鑑賞や、現実空間にイラストを重ね合わせて描くことができる。それらは写真や動画の撮影や、各種SNSへの共有もできる。
「キャラ」の体験スポットでは、テレビアニメ作品「銀魂」のキャラクター「坂田銀時」「新八」「神楽」や、ドコモのキャラクター「ポインコ兄弟」が 3Dで出現し、タップに合わせてリアクションをする。また、アプリコンテンツの体験中に表示される広告・クーポン掲載店舗までキャラクターが道案内をする。小田急 SC ディベロップメント(新宿ミロード、Flags などを運営)、小田急百貨店、ココカラファイン、SCRAP、セブン‐イレブン・ジャパン、ビックカメラ、ファミリーマート、北欧トーキョー (ベーカリーショップ「HOKUO」を展開) 、マツモトキヨシ、ローソンなど全11社の協力企業の広告・クーポンが現実空間のなかに表示。
「謎解き」は、リアル脱出ゲームの生みの親、SCRAPが監修した「AR 謎解き」を利用できる。
なお、アプリの利用は無料で、体験は誰でも参加可能だ。イベントには、自身のスマートフォンで、期間内いつでも参加できる。そのため、接触や密を避けながら、エンタメ体験をすることが可能だという。
なお、同施策は、2020年11月から開始しているXRによってデジタルと現実世界が融合した新しい感動やワクワクにあふれる未来の街の実現をめざす新宿の新たなまちづくりプロジェクト「XR シティ SHINJUKU」の一環として実施している。小田急電鉄は、同施策の実施に必要な新宿駅周辺に所有する施設を提供するほか、新宿を拠点とする企業・団体とのネットワークを活用し、それらとの連携を促進する。ドコモは、XRアプリ「XR シティ」を通じたコンテンツの提供により、街の回遊、店舗への送客、購買の支援およびその効果検証を担う。
また、新宿区、一般社団法人新宿観光振興協会、歌舞伎町タウン・マネージメント(TMO)、一般社団法人新宿副都心エリア環境改善委員会からの後援およびさまざまなパートナー企業の協力のもと、同施策を実施する。