2021年7月13日16:40
freeeは、freeeオープンプラットフォーム戦略の一環として「アプリストア決済機能」をリリースしたと発表した。「アプリストア決済機能」を利用することで、freee APIを利用してfreeeの各プロダクトに接続するサービス、あるいはfreeeの各プロダクトと他のサービスを接続するサービス(「アプリ」)を有料で販売する時の決済機能の開発工数およびメンテナンス工数の削減が可能となり、アプリ開発者がインセンティブを受け取る機会を拡大するという。
これにより、freee API を利用してfreeeの各プロダクトに接続するサービス、あるいはfreeeの各プロダクトと他のサービスを接続するサービス(アプリ)をfreeeアプリストア上で有料販売することができる。決済機能、および商品(プラン)の管理、請求管理にはStripeを用いており、アプリ提供者(デベロッパー)はfreeeのアカウントに加えてStripeのアカウントが必要だ。アプリ提供者(デベロッパー)は、Stripeで料金プランを作成し、freeeアプリストアに登録することでアプリの販売ができ、アプリ利用者(ユーザー)は、freeeアプリストア上でアプリの購入が可能となる。
従来freeeアプリストア上でアプリを有料販売することはできなかった。独自にアプリを有料販売する場合、アプリの提供者が決済機能を開発、メンテナンスしていく必要があり決済領域の開発知識や開発工数が必要だった。
今回の「アプリストア決済機能」のリリースにより、商品(プラン)登録をStripe UIからできて、登録した商品のIDをアプリストアに設定するだけで決済領域の知識がなくても販売設定が可能だ。また、決済情報はstripeで管理されるため、扱いが難しいクレジットカード情報などをアプリ提供者が独自に管理するリスクを回避することができる。
さらに、アプリ開発者が課金の仕組みを自ら用意せずにアプリストアで有償アプリの販売ができることで、freeeのサービスを起点としたサービスを提供している事業者やエンジニアがインセンティブをより受け取りやすくなる環境を提供する。アプリをリリースしてすぐにfreeeユーザーに購入してもらうことが可能だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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