2011年1 月14日12:20
GMOペイメントゲートウェイの子会社でスマートフォン・ソーシャルアプリ向けに認証・決済を提供するソーシャルアプリ決済サービス(SAPS社)は、2011年1月より100円から決済が可能となるマイクロペイメントサービスの正式提供を「mopita」で開始すると発表した。
mopitaは、エムティーアイがスマートフォン向けに開発した、会員認証・決済システム。スマートフォンでは通常の携帯電話で行われている会員IDの管理ができないため、コンテンツプロバイダーが独自で会員IDとパスワードを発行し、会員管理・課金を行うための会員認証システムを構築する必要があった。その点、mopitaでは、会員IDに代わるmopitaのIDを発行して会員管理と課金を行うため、コンテンツプロバイダーは独自に会員認証システムの構築や課金などの処理業務を行う必要がない。
今回、mopitaではコンテンツプロバイダーのさらなる支援のため、100円からのクレジットカード決済が、都度課金、月額課金いずれでも簡単に導入ができるマイクロペイメントサービスを開始する。通常小額でのクレジットカード決済は、クレジットカード会社との加盟店審査が困難かつ高料率となるが、mopitaでは100円から小額決済を都度課金・月額課金の両方で利用可能だ。また、スマートフォン向けのアプリ販売マーケットの販売手数料は約30%が一般的となっているが、mopitaでは2分の1となる15%とすることで、コンテンツプロバイダーのスマートフォン対応時の負担を軽減しているという。
今後mopitaでは、コンテンツ販売で利便性の高い「WebMoney」や「口座振替」、「PayPal」、携帯公式決済「auかんたん決済」の導入も予定し、将来的には、携帯公式決済の導入も視野に入れている。