2021年10月11日21:05
アプリプラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を提供するヤプリは、2021年10月11日、顧客管理、ポイント・電子マネーの発行、アプリマーケティング施策をワンストップで実現する「Yappli CRM(ヤプリ シーアールエム)」を発表した。
アプリの開発・運用・分析をノーコードで提供するアプリプラットフォーム「Yappli」は、現在550社以上の企業に導入されているが、アプリのダウンロードだけで本格的な顧客管理システム(CRM)を開始できるニーズが増えてきたという。また、従来CRMは導入企業側で用意してもらっていたが、Yappli導入が広がる中、CRMを持たないケースや、開発済みのCRMがいわゆる「レガシーシステム」(過去の技術や仕組みで構築されているシステム)となっており、拡張性や保守性に課題を感じているケースが増えているそうだ。
この課題を解決するために生まれたサービスが、ノーコードでCRMを開始できる「Yappli CRM」だという。ヤプリでは、これまで顧客側の基幹システムとの連携で培ってきた知見をベースに、モバイル時代に最適化されたCRMの開発に取り組んだという。
「Yappli CRM」は、CRMに必要な、顧客の会員登録、認証、情報管理などがオールインワンとなっている。従来のシステム不要で、アプリを軸に顧客管理システムを開始できるとした。ノーコードで使える管理画面で、さまざまな施策を素早く実行、分析できるという。さらに、ポイントカードと電子マネーを外部サービス連携なしで発行・管理できる。会員ランク別のポイント発行にも対応し、来店頻度や購買単価の向上を実現するそうだ。
また、顧客のタイミングに合わせたシナリオ設計によるプッシュ通知やクーポン・ポイント付与などの機能を提供する。
そのほか、アプリでは、購入データだけでなく購買後の行動データも多く取得できるそうだ。それらデータを外部メールサービス、MA、CDPなどと連携させ、データドリブンなマーケティングに活かせるとした。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト