2021年11月7日8:00
ネットムーブは、「saatポケパスFIDO認証サービス」が、SBI証券のアプリ「SBI証券スマートアプリ」に採用されたと発表した。
FIDO(Fast Identity Online)とは、FIDOアライアンスによりオンラインの認証技術の規格で、生体認証機能等を利用することでセキュリティ性とユーザビリティの両立が可能となる。FIDOを採用した「saatポケパスFIDO認証サービス」はネットムーブが提供する認証サービスで、SBI証券が証券会社では初の導入実績となる。
FIDO認証は本人認証を生体認証機能等(生体認証及びパスコード)により行い、その認証結果だけを認証サーバに送信し、事前登録したユーザ情報と照合することで認証を完結させる。そのため、ユーザによるログイン時や取引時のID、パスワード入力が不要となり、スマホ端末上、ネットワーク上、サーバから認証情報が盗み取られることがないそうだ。近年、ID、パスワードの窃取による不正な被害が拡大しているが、FIDO認証であれば生体認証等を突破することができないため、このような被害を防ぐことが可能となるとしている。
「saatポケパスFIDO認証サービス」ではFIDO導入に必要なリソースとして、クライアント向けの機能モジュールとAPI及び認証用のサーバ(クラウドサービス)を用意している。1から構築するよりも短期間且つ安価での提供が可能だという。
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ペイメントナビ編集部
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