2021年12月15日12:53
かっこは、ネット通販における不正注文に関する検知精度向上のため、SMSにより本人確認を行う認証機能を不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」にオプション機能として追加したと発表した。
かっこはこれまでも最新の不正手口に対応するため、飲食店電話番号などの外部データベースとの連携や不正IPアドレスデータベースの活用などを行ってきたが、今回新たにSMS認証機能を追加することで、不正注文の検知精度を強化した。これにより、ネット通販事業者の負担や手間を大幅に削減した本人確認が可能になる。
一般社団法人日本クレジット協会発表の「クレジットカード不正利用被害額の発生状況(2021年9月)によれば、2021年4月〜6月のクレジットカード不正利用被害額は81.9億円に達しており、前年の同時期と比較して38.6%も増加している。また近頃は不審メールや不審SMSにより、大手フリマアプリの不正ログイン被害が急増する事件が発生。公式アカウントからのメッセージを装って偽サイトに誘導するなど、不正の手口は年々巧妙化しており、最新の手口に合った対策が求められている。
今回、購入者がSMSに記載されているURLをクリックすることで本人確認を行えるSMS認証機能を不正注文検知サービス「O-PLUX」に追加。「O-PLUX」にて不審と判定された取引の購入者に対し、自動的にSMSが送信され、SMSに記載されているURLを一定時間内にクリックし認証を行うことで、本人確認を行うことが可能となったそうだ。
メッセージの送信は「O-PLUX」での審査直後に送信されるため、土日や祝日など営業時間外の注文であっても本人確認作業のために購入者を待たせる必要がないという。SMS認証機能により、手間や時間をかけずに不正注文対策の更なる強化が可能となる。
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ペイメントナビ編集部
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