2021年12月23日8:06
ジィ・シィ企画は、さまざまな社会課題を解決するための新規事業として、アバターを利用した研究開発を2年前より着手しており、アバターを利用したヘルスケアサービスやメタバースと連携した新しいワークスタイルの提供、本業のキャッシュレス決済プラットフォームと連携させたメタバース内決済サービスなどの社会実装を目指すという。第一弾のサービスとして2022年1月より健康経営を実践する企業向けに、アバターを利用したヘルスケアサービスをリリースする。
従業員向けヘルスケアアプリ「NUCADOCO」と、同アプリ上で利用できるリアルアバター生成機をリリース。アプリ契約企業に同装置を年1回貸出して、ボディサイズを三次元計測する3D身体測定を提供し同時に従業員をアバター化する。昨今デジタルヘルスケアとして注目されるヘルスケアアプリは、各企業で導入が進む中、利用率・継続率が伸びない悩みが多く、それを解決するのが同サービスだとしている。従業員の運動・食事・睡眠を可視化し、そのライフログによりアバターの体型やモーション、表情を変化させる事で毎日のヘルスケアをゲーム感覚に利用できる。
リアルアバター生成機については、VRCが保有する高速3Dスキャン技術およびクラウド型3Dアバタープラットフォームサービスを採用。両社はNUCADOCO仕様のスキャナを共同開発し、今月ジィ・シィ企画の本社に納入、アプリ連携も実装済だ。今後ボディサイズ表示やライフログによる未来の体型予測、理想体型表示などを共同開発しサービスを拡張していくという。
また、さまざまなメタバースに同アバターの利用を目的に、メタバース提供各社と共創を進めており、デフォルメしたアバターなど、好きなアバターで働くことでプロテウス効果による従業員の能力拡張を目指す。
メタバース内決済については今後の研究課題として、アバターで本人確認ができて決済行為をしなくても購買体験が出来る世界を目指す。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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