富良野市で健幸都市と地域経済循環に向けデジタル地域通貨実験(NTT東日本)

2022年2月5日8:00

NTT東日本は、富良野市において、2022年2月1日~2022年3月31日までデジタル地域通貨の実証実験を実施している。同実証実験を通じ地域のデジタル化を推進するとともに市民の健康行動を促進し富良野市が目指す健幸都市の実現と地域経済の循環につなげていきたいとした。

スマートフォンによる「デジタル健幸ポイント」利用の様子(NTT東日本)

富良野市は、すべての市民が健康で幸せを実感できる「健幸都市」の創造や、ICTの恩恵を市民誰もが享受できる「ひと・モノ・情報がつながるスマートシティ富良野」の実現を目指して取り組んでいる。

NTT東日本は、地方創生人材支援制度に基づき富良野市にデジタル専門人材を派遣し、まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定・実行、および地域課題の解決を図る施策の推進をサポートしている。

今回の実証参加者は、富良野市民(先着300名)となる。スマートフォンでデジタル地域通貨「デジタル健幸ポイント」を買い物等の決済に利用する。まず実証実験参加登録時にデジタル健幸ポイント500円分を獲得できる。対象期間(「歩く対象期間」)内にウォーキング5万歩を達成した人には、さらに500円分を配布する(参加者1名あたり最大1,000円分)。

デジタル健幸ポイントは、富良野市内の実証参加店舗32店舗で買い物や飲食等に利用可能だ。

NTT東日本は、NTT東日本グループのデジタル地域通貨サービスを活用し、デジタル健幸ポイントの払い出し・決済、実証参加店舗への実証環境の提供、精算代行等を行う。富良野市は、実証参加者および実証参加店舗へアンケート等を実施し、デジタル健幸ポイントの使い勝手や有効性について検証する。また、同実証実験を通じ、将来的な健幸都市の実現、地産地消等の地域循環経済の推進、さらに利用データの行政サービスへの活用・展開の可能性について検討を行う。

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ペイメントナビ編集部

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