2011年2月9日8:00
「提携クレジットカード」の新潮流~東日本高速道路「E-NEXCO pass」(2)
「ドラぷら」で積極的に会員を募集
インターネットショッピングにも力を入れる
NEXCO東日本では「ドラぷら」という月間3,000万PVを誇るWebサイトを運営しており、高速道路の料金検索、ETC割引、サービスエリア情報、インターネットショッピング、ドライブコミュニティなどのコンテンツを用意している。
「ドラぷらでもE-NEXCO passのページを訴求し、入会した場合の特典などをPRしており、約9割の新規入会がWeb経由になっています。また、高速道路の料金検索のページでポイント数を表示したり、インターネットショッピングサイトでも購入時のE-NEXCOポイントの加算を行うキャンペーンを実施する等「ドラぷら」との連携を図っています」(西田氏)
車ユーザーと親和性の高い提携先と連携
会員を増やし、利用金額の向上を命題に取り組む
開始から4年が経過し「今後は会員の月ベースの利用金額を高めていきたい」と西田氏は意気込みを語る。
高速道路会社のカードということで車関連の利用割合が高く、そのため、トラベル関連、車関連やレジャー施設など、同カードと親和性の高い提携先を積極的に拡大し、利用の促進、サービス向上の取組を進めている。例えば、群馬県の包括協定を活用して、同県内の30施設で優待割引を実施。また、アウトレット施設との提携では、立地条件が高速道路のインターチェンジの近くで車ユーザーの来店が中心の三井アウトレットパークとの提携を行っている。また、各地のレジャー施設との提携を行い、入場料の割引等優待特典の拡大を積極的にすすめている。
「SA・PAでの利用は、現金が主であるが、電子マネー「Visa Touch」「Smartplus」による利便性を活かし、ポイント加算キャンペーンなどの実施により、利用率を高めていきたいと考えています。また、外部加盟店での利用を促進することでメインカード化をさらに推進していきたいと考えています」(西田氏)
今後、着実に会員を増やし、利用金額の向上を命題に取り組んでいく方針だ。