2022年4月1日15:19
NTTデータは、キャッシュレス決済プラットフォーム「CAFIS Arch」、ペイジェントをはじめとするインターネット決済サービスなど、マルチ決済サービスを展開している。2022年3月1日~4日まで開催された「リテールテックJAPAN2022」では、スマートフォン等の汎用機を決済端末として活用するサービスのデモを実施した。同社では実証実験などで課題を洗い出し、商用サービスにつなげていきたい考えだ。
汎用機で決済の受け入れが可能
加盟店や消費者へのわかりやすい説明も意識
NTTデータでは、「CAFIS Arch」やINFOX端末など、加盟店の決済を支援するサービスを展開してきた。リテールテックJAPAN2022では、ソニーのスマートフォン Xperiaを加盟店の決済端末に使用した決済のデモを実施した。加盟店は自身が使用するAndroidスマートフォンに決済アプリを入れれば、NFC機能を使って支払いを受け付けることが可能となる。汎用機を使った決済サービスは、フライトシステムコンサルティング、日本カードネットワークなどがテストしているが、NTTデータでもすでにSuica決済の検証を東京都新宿で行ったそうだ。汎用機を使用することで、店舗やキッチンカー、屋台など、さまざまなシーンにおいて、決済端末機を用意しないで決済サービスを提供可能だ。
決済デモでは、利用者が支払いの意思を伝えると、加盟店はスマートフォンの決済アプリを立ち上げる。支払い時には「カードをタッチしてください」という音声が流れ、利用者がスマホやカードをかざして決済が完了する。支払い後、消費者に電子レシートを発行することも可能だ。汎用機を使った決済のため、スマートフォンの機種によってNFCのアンテナの位置が異なるが、タッチする箇所を確認してもらう表示を出すなど、アプリも工夫している。
Suica決済の処理スピードで成果
FeliCaに加え、国際ブランド決済にも対応へ
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