2022年4月25日16:46
Mastercardは、現在100以上の大手銀行、フィンテック企業、加盟店が参加しているMastercard のPriceless Planet コアリション(連合)による森林再生活動を拡大し、新たに世界15カ所で実施する。
アジア太平洋地域では、新たなプロジェクトをカンボジア、中国、インド、フィリピンで開始し、オーストラリアでの植林を継続する。二酸化炭素排出量を削減するため、Priceless Planet コアリション は2025年までに世界で1億本の植樹を目指しており、さらにMastercardはカーボン・カリキュレーター などのサステナブルな取り組みも展開していく。
Priceless Planet コアリションでは、企業、コミュニティ、消費者が一体となり、協力しながら気候変動対策に取り組んでいる。森林再生パートナーであるコンサベーション・インターナショナルと世界資源研究所の指導のもと、科学に基づくベストプラクティスを用いて、
新しいプロジェクト場所の特定、適切な樹種の選択、継続的なモニタリングを通じた長期的な森林の健全性の維持をするとともに、地域社会への経済的機会を提供している。
パートナー企業は、森林再生活動への資金提供に加えて、気候変動に配慮した行動への心がけを促したり、寄付プラットフォームを通じて個人から寄付金を募ったり、消費者の関心を高める活動も行っているそうだ。
なお、Mastercardでは、消費者が自身の支出にともなう環境への負荷を把握できるよう、スウェーデンのフィンテック企業Doconomyと共同でMastercard カーボン・カリキュレーターを開発した。
APIにより、銀行やフィンテック企業は二酸化炭素排出量の測定機能を組み込むことができ、顧客はすべての購入品につき推定される二酸化炭素排出量を確認することができる。さまざまな支出カテゴリーに渡り計測されたユーザーの二酸化炭素排出量が月次で報告されるため、自分たちがどの項目に大きな影響を与えているのかを理解し、自分たちの行動を少し変えることで、効果的な変化に貢献することができるとしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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