卓球・張本選手が琉球アスティーダに入団、クラブトークンでお金の循環を作る

2022年5月25日8:30

卓球Tリーグチームの「琉球アスティーダ」は、2022年5月20日に卓球・張本智和選手の入団会見を行った。同社では、張本智和選手に対してブロックチェーン技術を利用したクラブトークン「アスティーダトークン」の付与を開始する。

卓球・張本智和選手(右)と琉球アスティーダスポーツクラブ 代表取締役 早川周作氏。「アスティーダトークン」を進呈

琉球アスティーダは、卓球・日本代表の張本智和選手と選手契約を締結した。今回の選手契約は3年間契約となり、2年後のパリ五輪での張本智和選手のメダル獲得に向けても全力で支援をする。

張本選手には「アスティーダトークン」を入団記念で進呈し、試合でも付与するという。海外では、契約金の一部がトークンで支払われた事例はあるが、日本の卓球チームでは初となるそうだ。

記者会見の様子

琉球アスティーダは、2021年7月に「FiNANCiE」上にて国内卓球プロチーム初のアスティーダトークンを発行し、計2回のトークン販売で、総額1,500万円を超えるファンディングを達成した。また、これまでにも所属選手NFTの販売やトークンホルダー限定で福原愛さん、アスティーダ所属選手のトークライブ招待企画などの取組を行っている。張本選手にも「FiNANCiE」上の琉球アスティーダファンコミュニティを盛り上げてもらう。クラブトークンは、ファンが所有することでクラブへの応援参加を促進しチームの人気と成績を向上させるほか、選手の努力がチーム成績だけでなくファンへの還元にもつながることが期待されるという。

琉球アスティーダスポーツクラブ 代表取締役 早川周作氏は「スポーツにお金の循環を作っていきたい」とした。例えば、「勝敗予想など、スポーツを楽しむためにテクノロジーの力を借りてクラブトークンを生かしていきたい」とした。張本選手は、入団の一番の決め手「熱意が強かった」ことを挙げた。また、環境面など様々なサポートを受け、優勝を目指す。

なお、ブロックチェーン技術を利用したクラウドファンディング2.0「FiNANCiE」を提供するフィナンシェは、トークン(FT&NFT)の発行、企画・運用を行っている。現在、150名以上の発行者(個人、クラブ、プロジェクト)実績があるという。

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