2022年7月14日9:00
京阪ホールディングスは、LINE公式アカウントを活用したデジタルチケッティングシステムを導入すると発表した。
同取り組みは、大阪・関西万博に向けたMaaS(Mobility as a Service)の実現や、キャッシュレス決済・非接触サービス需要の高まりに応え、さらに人々の利便性を向上させることを目的として実施する。過去のMaaS実証実験で得られた知見を基に、日々の生活に広く浸透しているLINEのプラットフォームを活用し、サービスを展開する。今回はMaaS実証実験の実績がある洛北・比叡山・坂本エリアにて、デジタル乗車券・観光案内・クーポン・スタンプラリー機能を実装した「京阪グループデジタルチケッティングシステム」を試験導入し、以後、順次京阪グループの各種サービスのデジタルチケット化を図る。これによりLINE上で支払いまで完結するため、特定の窓口で企画乗車券を利用でき、LINEアカウントの利用者であれば、別途アプリをダウンロードする必要がない。
具体的に、まず利用者はLINE公式アカウント「比叡山・びわ湖<山と水と光の廻廊>」を友だち追加する。トーク画面内リッチメニューから「チケット」を選択して、購入枚数を選びオンライン決済(LINE公式アカウントから購入情報を配信)する。利用日に乗車口に設置されているNFCタグにかざし、乗車券を表示し「使用開始」。乗車・降車時にはNFCタグにかざし「利用中」のチケットを表示させ、係員に呈示する流れだ。
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ペイメントナビ編集部
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