2022年10月31日18:08
メルカリは、100%子会社のメルペイにおいて、与信事業の強化に向けて、クレジットカード事業に参入することを決定したと発表した。事業開始時期は、2022年11月中を予定している。
メルカリは、2022年1月にメルカリグループの事業基盤をより強固にすべく、経営体制の変更を行った。さらに、Japan Region(メルカリグループ国内事業)内の個社をMarketplace・Fintechの2つのドメインで横軸の事業連携を強化するなど、シナジー創出や事業効率化を推進している。また、メルペイが属するFintechでは、「グループシナジー強化による循環型金融の促進」を今期の事業方針として取り組んでおり、順調に進捗しているそうだ。
メルペイでは、一般的な属性データに基づく与信ではなく、「メルカリ」の利用実績等に基づく独自の与信を活用し、後払い決済サービス「メルペイスマート払い」、少額融資サービス「メルペイスマートマネー」を提供している。特に「メルペイスマート払い」においては、「メルカリ」アプリで支払い明細が確認できる、自分で利用上限金額を設定できる、「メルカリ」の売上金で清算をすることができる等、利用と支払いの管理のしやすさが好評だという。
今回、こうしたメルペイ独自の特長を持つ与信事業をさらに拡大すべく、クレジットカード事業へ参入する。メルカリグループの強みを活かしながら、中長期的にさらなる成長を目指す要となるメルペイの与信事業をさまざまな人に活用してもらうことでMarketplaceにおける商品の売買、Fintechにおける決済・与信の連携を強化し、グループシナジーの最大化を目指すそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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