2022年11月9日8:05
Visa は、2022年11月3日、シンガポールの「Visaシンガポール・イノベーションセンター」において、スタートアップ企業支援プログラム「Visa Accelerator Program(ビザ・アクセラレーター・プログラム) 2022」に参加したCymonz(ニュージーランド)、マネーツリー(日本)、Perfios(インド)、TallyKhata(バングラデシュ)、TripleA(シンガポール)の5社がその成果を発表する「Visa Accelerator Spotlight」イベントを開催した。
ビザ・アクセラレーター・プログラムは、2019年に開始され、2020年12月にはアジア太平洋地域での展開をスタートした。同地域で事業を展開している成長途上のフィンテック企業向けのプログラムとなっている。アジア太平洋地域のスタートアップコミュニティ構築に向けて、Visa はグローバル イノベーション プラットフォームの1つであるPlug & Playと提携している。
2022年は国際決済や通貨交換プラットフォームを提供するCymonz、金融データのアグリゲーションを提供するマネーツリー、データの集約と分析を行うPerfios、デジタル決済プラットフォーム提供のTallyKhata、暗号通貨ソリューションを提供するTripleAを選定し、Visaの製品および事業開発チームと協力して概念実証を行い、同イベントで概念実証を発表した。
スタートアップ企業は、Visaの決済担当、製品アーキテクト、ビジネス開発チームとともに、新しいソリューションを迅速に共同開発、テスト、反復しながら、金融機関の広範なネットワークと具体的な市場開拓の機会に向けて取り組んだ。
なお、2021年と2022年はアジア太平洋地域の Visa のクライアントおよびパートナーと9件の取引が行われたそうだ。
Visaは、11月4日~2023年1月10日まで、Visa Accelerator Program 2023に応募するためのアジア太平洋地域の新興企業の公募を行っている。2023 年のプログラムは、Web 3.0、グローバル・マネー・ムーブメント、組込型金融、加盟店および中小企業のイネーブラー(Enabler)、オープン・バンキング・ソリューションなどの分野でのソリューションの開発に重点を置くそうだ。