2023年1月19日8:00
グローバルな決済端末ベンダーのCastles Technology Co.,Ltd.(キャッスルテクノロジー)は、台湾で1993年に設立された企業で、日本でもパートナーと連携して販売を伸ばしてきた。同社では、Android、Linuxに対応した製品を市場に投入している。ミラノで開催された2022年の「Salone dei Pagamenti」において、欧州、およびイタリアの状況について話を聞いた。
欧州ではAndroid端末のニーズが高まる
大手プロバイダのAdyenでも採用
欧州のマーケットのマーケティングを担うCastles Technology EMEAマーケティングコミュニケーションズ ・ディレクター Ana Pereira氏は「近年、欧州で伸びているのはAndroidのデバイスです」と話す。
Androidデバイスでは、店舗は使用する決済アプリを選択して利用することが可能だ。主力の製品として、例えばAndroid搭載の多機能端末「SATURN1000」では、4G LTE/3G、Wi-Fi、Bluetooth、マイク、フロント/リア カメラ、バーコード リーダー、指紋リーダーといったオプション機能が付帯している。
また、「SATURN1000-E(S1E)」は、モバイル向けのオールインワンデバイスだが、国際的な決済サービスプロバイダであるAdyenが採用している。Pereira氏は「Adyenは経験が長く、需要のあるAndroidテクノロジーによりグローバル的に成長しています」と説明する。
店舗に加え無人機でのニーズも高まる
「CASHUB」も提供、イタリアのトップを目指す
イタリアにおいて、同社の決済端末は大手アクワイアラのNEXIなどに販売し、その先の金融機関が店舗に提供している。同社では、ハードウェアに加え、ソフトウェアもアクワイアラに合わせた形で作り込んでいる。Castles Technology EuropeS.R.L セールス・マネージャー Luca Montana氏は「イタリアのマーケットは、仕様面の開発も含め、難しいところはありますが、成長しています」と成果を述べる。
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