2023年1月31日9:11
TASグループは、銀行および金融アプリケーション向けのソフトウェアとサービスを提供するイタリアの大手企業だ。同社の「TAS グローバル ペイメント プラットフォーム (GPP) 」は、End to Endの決済プラットフォームとして、銀行を中心に、決済会社、FinTech(フィンテック)企業など、さまざまなプレイヤーに提供している。
決済向けソフトウェアとしてイタリア屈指
PSD2 システムの90%をサポート
TAS は、決済および金融サービス向けのソフトウェア ソリューションを専門とするフィンテック企業だ。同社のGPPは決済向けのソフトウェアとして、イタリアで大きなシェアを占めている。GPPはクラウドネイティブで、24時間365日のリアルタイム運用が可能で、銀行などの固有の要件に合わせて調整されたハイブリッド展開モデルも提供している。また、PaaS(Platform as a Service)として、必要な機能を提供することで、早期のサービス展開が可能になるという。
同社では、イタリアの75%の金融機関同士の振り込みをサポートしているという。銀行の発行システム、銀行間の清算と決済、ATMやPOSでのオムニチャネル決済の受け入れなどの機能をソフトウェアとして提供している。
また、欧州では、2018年1月に金融機関に対しオープンAPI(Application Programming Interface)の提供を義務付け、SCA(Strong Customer Authentication)などの規制を取り入れたPSD2(Payment Service Directive 2)が採択され、発行されている。これにより、オープン・バンキング(オープンAPI)やエンベデッド ファイナンス(Embedded Finance)を提供する新たな金融機関が同社のプラットフォームを使用しており、イタリアで運用されているすべてのPSD2 システムの90%をサポートしていると公表されている。
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