2023年5月10日19:43
丸紅は、アルピコ交通が運行する高速バスの長野-松本線の一部区間において、日本初となる、顔認証技術とアプリ型プリペイドカードを連携させた顔認証決済の実証実験を2023年5月10日~2023年7月14日まで実施する。対象区間は、アルピコ交通高速バスの長野~松本線の一部区間となる。
丸紅は、昨今の非接触型・キャッシュレス社会への移行をきっかけとして、著しい精度向上が見られる顔認証技術に着目し、決済機能とつなげることでさまざまな社会課題を解決し、利用者の利便性向上を図るため、顔認証決済の技術開発を進めてきた。
今回の実証実験では、顔認証決済のプラットフォーム開発を丸紅ネットワークソリューションズ(M-Nets)、顔認証技術の開発をR.D.Works、決済機能の開発をアプラスにそれぞれ委託し、顔認証決済プラットフォームを構築した。
これまで丸紅では、顔認証技術によるスタジアムへの入場管理や大学での出席管理等の実証実験を実施し、高い精度が保持できていることを確認してきたそうだ。今回の実証実験では、定額運賃区間にて、事前に顔登録をした利用者の顔を判別・認証し、その後自動で個人のアプリ型プリペイドカードから引き落としを行う形で、決済との連携が正常に動作することを確認する。丸紅は、今回の実証実験を踏まえて、公共交通機関や利用者の手ぶらニーズが高い分野において、顔認証決済の早期事業化を目指すという。
実証実験では、アプラスがネオバンク・プラットフォーム「BANKIT」のアプリ提供を行い、同アプリ上でTISの技術協力のもと、丸紅のAI顔認証決済・ミニアプリを提供している。
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