2011年3月31日12:35
2011年のIC CARD WORLDでは、高級感のあるデザインカード、通常のカード型と異なる形状のICカードなどの展示が目立った。
大日本印刷では立体表現に優れたリップマン型ホログラムカードを展示した。同カードは、上下左右の立体感や奥行き感の表現など、より本物の物体に近い立体感が得られるホログラムであるという。
カードデザインは、黒を基調としており、輝度が高くリアルな3次元表現や、見る角度によって複数の立体画像の切り替えができるリップマン型ホログラムを中央に大きく配置することで、高級感を出している。また、リップマン型ホログラムを、カード内に挟み込むことにより、より高い偽造防止効果があるという。
近年、クレジットカード会社は量から質の転換を掲げており、一般カードに比べて利用頻度や月の購入金額が高い、プラチナやゴールドといった優良会員向けのカードを強化する動きがある。DNPでは、クレジットカード会社など、優良会員カードを発行する企業に向け同カードを積極的に売り込む方針だ。