2011年4月6日18:31
銀行系カード会社が中心となって活動する日本クレジットカード協会(JCCA)は、個人情報保護や地球環境保護などの観点から、現状クレジットカード会社各社が個別に行っている、紙の利用明細書を停止し、Webサービスで利用明細を確認する取り組みを業界として支援してきた。JCCAでは、明細に対するクレジットカード利用者の意識、Web明細に対する意見や要望を把握するため、インターネットによる調査を行い、その結果を公表した。
同調査によると、全回答者の75%(約8万8,000人)を占めたWeb明細登録者は、「紙の利用明細書より早く確認できる(便利)」「利用明細書(個人情報)廃棄の手間がない(安心)」「エコに貢献(エコ)」以外に、仕事環境や家計管理の合理化、他業種のWeb明細推進などから登録を始め、Web明細登録者の99%が今後も登録継続を希望していることが確認できた。一方、全回答者の25%(約3万人)を占めたWeb明細未登録者のうち、84%はWeb明細について認知しながらも、紙の明細書を停止しない事由として「会社の経理処理上、原本が必要」、「閲覧できる対象期間が限られている」、「紙の明細書よりも見づらい」などの要望が確認できたという。