2010年12月21日11:36
日本クレジットカード協会(JCCA)は、平成17年度より継続してクレジットカードの安全性やICカードに関する消費者の志向・意識を探るため、インターネットによる調査を行っているが、12月20日にその結果を発表した。
20~69歳の男女に対し、7月29日~8月4日までインターネット調査を実施。回収サンプルは1,963となっている。その結果、クレジットカード保有者のなかでのICクレジットカード保有率は65%にのぼった。一方、ICクレジットカード保有者のうち、店頭での支払いの際に暗証番号の入力を求められたことが「ある」人は73%で前回の68%を5ポイント上回り、ICクレジットカード対応端末の普及に伴って年々上昇していることが確認できたという。
また、店頭で暗証番号の入力を求められたことが「ある」と答えた人に、「『ICクレジットカード』での支払いの際、暗証番号の入力を面倒だと感じたことはありますか」とたずねたところ、「ない」と答えた人は79%にのぼった。さらに、「ある」と答えた21%のうちでも8割以上が暗証番号入力を「安全性を重視すると必要だと思う」と回答していることから、暗証番号の必要性が浸透してきていることがうかがえる結果になったとJCCAでは発表している。