2023年9月11日14:36
JPYCは、2023年8月にJPYCの累計発行額が20億円を突破したと発表した。また、2023年3月には関東財務局から第三者型前払式手段の認可を受けており、将来的にはJPYCを償還可能にする電子決済手段等取扱業のライセンスを取得することでJPYCエコシステムの拡大につなげていくという。
「JPYC(JPY Coin)」は1JPYC=1円で取引される日本円連動ステーブルコインとなる。2021年1月27日に発行を開始してから、2023年8月には20億円を超えるJPYCが発行された。
今年3月に第三者型前払式支払手段のライセンスを取得しており、年末ごろに決済サービスである「JPYC Pay」のβ版を提供する予定だ。また、Astar NetworkやAvalancheといった複数のチェーン上でのJPYCを発行・流通しており、JPYCのエコシステム拡大の影響でさらに発行が伸びている状況だ。
JPYCでは現在、Ethereum、Polygon、Shiden Network、Gnosis、Avalanche、Astar Networkで利用できる。
また、これまで松屋銀座店頭でのJPYC代理購入や、Vプリカギフトへの交換、世界最大のDAO型ゲーミングギルド「Yield Guild Games(YGG)」のビジネスパートナーであるForNや、ウォレットの開発や提供を行っているUPBONDとの連携も行い、経営体制も強化してきたという。
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ペイメントナビ編集部
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