2023年10月13日15:00
オーイーシー(大分県大分市)は、大分銀行とフィノバレーの電子地域通貨プラットフォームを活用した、「デジタル商品券 発行スキーム」が、2023年10月2日から利用開始の「別府市プレミアム付商品券事業」(実施主体:別府市プレミアム付商品券実行委員会)に採用されたと発表した。
オーイーシーでは、大分県内の地域金融機関として、地域経済の活性化や地域のデジタル化推進およびコロナ禍における販売・流通促進、Withコロナ時代の非接触決済基盤の提供を目的に、県内の地域金融機関である大分銀行とともに「デジタル商品券 発行スキーム」の取り扱いを2020年10月に開始した。
2021年11月には、地域や人々の持続的な成長を目指すため、同行と「DXを活用した地域創生に関する包括連携協定」を締結しICTを活用したコンサルティング機能やDX化への取り組み支援を強化、「デジタル商品券 発行スキーム」は、2022年6月1日から利用開始の「大分市プレミアム付商品券事業」に続き、「別府市プレミアム付商品券事業」に採用された。
別府市は、別府市プレミアム付商品券実行委員会を実施主体とし、原材料価格等高騰に伴う事業者の価格転嫁を円滑に進め、個人消費の下支えによる地域経済の活性化を図るため30%のプレミアムが付いた商品券を販売する。申し込み時に紙商品券、または電子商品券「Sento」のいずれかを選択できる。このほど、電子商品券「Sento」に「デジタル商品券 発行スキーム」が採用された。
購入者は、紙または電子それぞれの方法で、1口の場合、5,000円を支払うことで1,500円分のプレミアムの付いた6,500円分の商品券を購入できる。発行総数(20万セット)の内(8万セット)については、電子商品券「Sento」として発行される。
今後は、大分県内自治体へデジタル商品券事業の展開と、デジタル地域通貨の取り組みによる決済・ポイント機能を活用した、地域コンテンツとの連携、活性化に資する仕組みを提案していく。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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