2011年4月27日9:00
スマートフォンカメラでカードを撮影すると、そのスマートフォンでセルフチェックアウトやオンライン決済に使えるようになる。という画期的なサービスが発表された。
このサービスを提供するのは、米アイルバイヤー(AisleBuyer)社。スマートフォンを利用したセルフチェックアウトのソリューションを提供している。
小売流通はレジ待ち客の不満を解消するためセルフレジに力をいれている。そこで彼らが求めているのは、スマートフォンの機種に関係なくだれでも使える決済サービスである。となれば、ソフトウェアをダウンロードして使ってもらうサービスが有効だ。
従来のセルフレジではスマートフォンの画面でカード番号や有効期限を入力する必要があった。このバリアを取除こうというのがカードキャプチャーの目的。
スマートフォンのカメラでカードをスキャンすると、カード番号や有効期限、名前などを抽出し、セキュアなフォーマットに格納する。顧客はカードスキャンと同時に、このカードをセルフレジの決済やオンラインショッピングに使うことができるのだ。
他人のカードをスキャンして使う、というケースについてはどんな対処をしているのだろうか。気になるところではある。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。