2024年5月7日9:00
グローバルな決済端末ベンダーのCastles Technology Co.,Ltd.(キャッスルテクノロジー)は、海外ベンダーとして日本で継続してビジネスを展開してきた企業だ。Androidの「SATURNシリーズ」、Linuxの「VEGAシリーズ」の各決済端末を市場に投入してきた。同社の日本での決済端末の展開について、国内ビジネスを統括するJason Chiang氏に話を聞いた。(取材は「リテールテックJAPAN2024」にて)
池谷貴
2023年は17.6万台の投入実績
日本は重要な市場に
――国内では、アイティフォー、カードサービス、ジィ・シィ企画といった企業が代理店として名を連ねている。日本のビジネスは成長しているか?
Jason:2023年は予想以上に伸びて、今年も積極的に市場の状況を見ています。昨年は17.6万台の販売実績でしたが、7割が(Linuxの)VEGAシリーズでした。AndroidのSATURNシリーズも伸びています。
代理店3社の状況は異なりますが、2社はすごく伸びました。もう1社は案件ベースで動いていますので、2024年は結果が出ると期待しています。
――さまざまな国で端末ビジネスを展開しているが日本の立ち位置は?
Jason:弊社では世界各国で端末を販売していますが、日本は重要なポジションにあります。日本市場は安定していますし、成長し続けていますので、端末のニーズもさらに見込めます。
――日本では、「キャッシュレス・消費者還元事業」などの国の施策や民間の努力もあってキャッシュレス化は急速に進み、その後も成長が続いているが、今後の国内ポテンシャルはどう見ているか?
Jason:日本のキャッシュレスは伸び続けると思いますし、ポテンシャルもあります。海外からの観光客も増えていますので、そういったニーズもつかむべきだと思います。
競合優位性、MPoCソリューションへの期待は?
2024年の目標や市場投入する端末は?
――市場ではAndroidの決済端末が注目されているが、Linuxが継続して伸びている理由は? また、今後はAndroidがLinuxを超えてくると考えているか。
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