2024年7月22日8:00
中国のIT企業グループNewland Digital Technology のグループ社で、QRコードなどの自動認識ソリューションを提供するNewland Auto-ID Tech. Co., Ltd.(ニューランドAIDC)は、キャッシュレス決済の普及が加速する日本市場では、QRコードによる決済のセルフ化や自動販売機市場のキャッシュレス決済化という大きな波が押し寄せており、絶好のビジネスチャンスとなっている。(提供:ニューランドAIDC【PR】)
自社開発の最新デコード「UIMG」に強み
中国のコンビニエンスストアやアパレルショップ、レストランなど、多くの店舗のレジには、ニューランドAIDCの卓上式スキャナーであるFR42シリーズが設置されている。この卓上スキャナーに商品バーコードをかざしてQRコードで支払いを済ませるのが、中国の店舗での馴染みの風景だ。FR42シリーズは、自社開発の最新デコードである「UIMG」技術を搭載し、さまざまな素材の1D/2Dバーコードを素早く読み取ることができる。IRセンシング機能とイメージセンシング機能を備えており、さまざまな環境で確実にコードを読み取ることができるそうだ。
有線モデルと無線モデルがあり、無線モデルはBluetooth5.0の直接接続とワイヤレスレシーバーデュアルチャンネル通信のオプションがある。付属のドングルをホストのデバイスに差し込むことで、簡単に接続することができるなど、使い勝手を高めている。バッテリーの交換と充電が容易な独立設計で、使用状況が一目瞭然のバー状表示灯を配置したデザインも特徴的だ。
ニューランドAIDCジャパン 代表取締役 大林広明氏は「日本のコンビニでQRコード決済を行う際には、POSレジと連携しているハンディタイプスキャナーが使われていて、店員の一手間が必要になっています。今後日本のコンビニレジでスキャナーを展開する際は、FR42シリーズなどの据置型の展開と合わせて、OEMスキャンエンジンをPOSレジに組み込んで使うことも想定しています」と話す。
日本市場では、チェーン展開しているコンビニやスーパーなどに設置されているPOSレジやセルフレジは、商品バーコード読み取りとの兼用のハンドヘルドスキャナーによるキャッシュレス決済を行なっているケースがまだまだ多い。大林氏は「チェーンストアのPOSレジでQRを読み込むために、スキャナーを更新しようとすると、それだけで据え置き型やOEMスキャンエンジンが十万台単位の需要があるはずで、巨大な市場が生まれます」と話し、日本市場の将来性を確信している。
日本の鉄道網の乗車券が、環境負荷低減のためQR対応加速へ
日本の鉄道では、現在使われている磁気乗車券から、QRコードの乗車券に切り替える動きが始まっている。磁気付きの切符は、金属を含んでいて、リサイクルすることは容易ではないと言い、QRコードへの置き換えによって、環境への負荷を低減する狙いだ。また、磁気の切符は改札機に詰まるトラブルもあり、QRコードの切り替えによって、スムーズな乗車を促すことも期待されている。
ニューランドAIDCでは、スマホQRコードの高速読み取りに優れたFR27、耐久性に優れたハイパフォーマンススキャナーで防水防塵水滴対応に優れたFM3280などを自動改札機向けに展開している。すでに首都圏や関西の私鉄においてはスマホQRコードを使った乗車を可能とした自動改札機に採用された実績もある。QRコードを用いた「デジタルきっぷ」の展開は、QRコードや交通系ICカードのほか、クレジットカードに対応した一体型改札の導入を進めることで、インバウンド需要に対するサービスを強化する狙いもある。
大林氏は「スキャンエンジンを自動改札機で使えるようにするためには、相応のスピードで読み込める性能がないと、スムーズな乗車は難しいと言われています。当社製品はQRコードを素早くスキャンする超高速モーショントレランス(動体追従)機能を搭載しているのが強みです。NFCのオプションもあり、1台のデバイスでバーコードと交通系カードの両方に対応できます」と話す。
顧客に寄り添う営業を展開し、引き合い増える
大林氏は「日本市場は、決済端末を製造するメーカーであるお客様の求める性能・品質の要求は非常に厳しいです。お客様にとっても、何千、何万個の部品を組み込む決済端末の開発を進めながら、QRコードのスキャンエンジンを選定しなければならず、時間がかかることも珍しくありません。当社が、本格的に日本法人を構えたのは、こうしたお客さまの要望にできるだけお応えし、柔軟に対応するためです。当社の社員がお客様とコミュニケーションを密にして、お客様の製品に合わせたカスタマイゼーションを展開できるようになり、引き合いが増えています」と話す。
ニューランドAIDCは、自動認識業界における世界4大メーカーの1社であり、世界屈指の技術力を持つという。他の欧米企業がどちらかというと、リテール、物流倉庫向けのバーコードスキャナーに強みを持ち、日本市場に定着している。これに対し、ニューランドAIDCは、グループ会社にグローバルにおいてトップシェアで認知度が高い決済端末事業を展開しているNewland Payment Technology(NPT:ニューランドペイメントテクノロジー)があり、決済業界でのNewlandの認知度は高い。大林氏は「日本市場でも、ニューランドの決済端末の認知度もあり、お客様の信頼度も高いです。当グループはこの分野の第一人者であると自負しています」と自信を示す。
小売店や飲食店、公共交通、アミューズメント施設、自動販売機など、あらゆる分野において、日本のキャッシュレス化は新たなステージに入ったと言われている。大林氏は「POSレジや自動改札、カプセルトイなどのゲーム機、自動販売機などで、QRコード決済機能の更新や新規搭載が進めば、数十万個規模でのスキャンエンジンの需要が見込まれるなど、世界有数の市場になる可能性があります」と期待を高めている。
■お問合せ
Newland AIDC
e-mail info@newlandaidc.com
URL https://www.newlandaidc.com/jp/