2024年6月21日16:55
みんなの銀行は、2024年6月20日、API開発者ポータルを公開した。開発者ポータルでは、外部の人にもみんなの銀行が提供する各種APIの仕様を閲覧してもらうことが可能になる。これにより、みんなの銀行のBaaS事業のさらなる加速を目指すという。
みんなの銀行では、金融サービス・機能をさまざまな事業者に提供することで、「金融」と「非金融」がシームレスに結び付いた新たな価値共創を目指すBaaS(BankingasaService)事業を推進し、2022年11月にAPIの外部提供を開始した。
みんなの銀行のAPIはRestAPIで、ドキュメントも分かりやすさを売りとしている。また、国内銀行として初めて「FAPI」に準拠したAPI連携システム(BaaSプラットフォーム)を開発した。
このほど、開発者ポータルを通じて、外部提供済/開発中のみんなの銀行のAPI仕様を、BaaS事業に興味を持つ事業者に公開する。今後、開発テスト環境の提供など公開範囲を順次拡充していく予定だという。
公開したAPIの中には、「【更新系】Payments|口座振替」があり、 指示した金額を口座から引落しするAPI(口座振替API)、 決済処理状況のステータスを確認するAPIとなる。ユースケースとして、ECサイト決済、店舗決済、保険料収納、チャージなどの各種決済を想定する。
また、「【更新系】Biz Payment(仮)|振込」を開発中だ。これは、API連携する事業者の本人名義口座から自行もしくは他行宛振込送金を行うAPI、および処理結果を参照するAPI、および ユーザー個人の口座から振込を行うAPIとなる。ユースケースとして、 既存API提携先の送金(キャンセル返金、解約返戻金など)や 給与即時払(前払)・仕入早期支払サービスなどを想定している。
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ペイメントナビ編集部
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