IBM i向け暗号化ソリューション「AES400」を出荷開始(三和コムテック)

2011年5月31日9:25

三和コムテックはタウンゼント・セキュリティ社との日本における独占販売契約のもと、同社のIBM i向け暗号化ソリューション「AES400」を2011年6月1日から出荷を開始すると発表した。

ペイメントカード業界のセキュリティ基準であるPCI DSSにおいて暗号化は必須の要件となっている。AES400はIBM iのユーザーに暗号化ソリューションを提供しており、IBM i上のAES暗号化ソリューションとしては、米NIST(米国標準技術局)の認証を受けた唯一の製品である。共通鍵暗号化方式AES(256bit)に対応し、データを暗号/復号化する。メニュー、またはコマンド操作から物理ファイル、IFSファイル、保管ファイルをサポート、ファイル単位での暗号/復号化を実現する。暗号/復号処理に必要なキーについての管理機能も備え、定義設定/処理実行ユーザーの管理も可能だ。さらに、テープ保管処理時に内容を暗号化させることでよりセキュアな情報管理を実現できるという。

AES400の最新のバージョンではIBM i 7.1で新しくサポートしたフィールドプロシージャーの機能を使うことにより、ユーザーのアプリケーションに変更を加えることなく暗号化を実装できる。

三和コムテックは初年度10ライセンス5,000万円の販売を見込んでいる。

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