2024年10月25日11:17
後払い決済サービスを提供するキャッチボールは、このほど売れるネット広告社と業務提携契約を締結したと発表した。
「後払い決済」は、BNPL(Buy Now Pay Later の略称)とも呼ばれ、EC サイトなどで商品を購入し、商品を受け取った後、コンビニエンスストア・銀行・郵便局などで商品代金を支払うことができる決済手法だ。国内・国外問わず利用者が増加しており、矢野経済研究所の調査によると、BNPL市場は2026年度には2兆円の水準にまで成長すると予想されている。
売れるネット広告社は、今後「後払い決済」領域のさらなる市場拡大を見据え、後払い決済サービスを提供するキャッチボールの「届いてから払い」および「後払い. com」に注目し、キャッチボールとの業務提携契約を締結した。同業務提携により、共同での後払い事業運営とシステム連携・サービス開発を実現するという。
具体的に、売れるネット広告社による加盟店の募集、管理の実行を行う。また、費用回収等のサポートについてはキャッチボールのスキームにて共同で実施運営を行うそうだ。さらに、売れるネット広告社が提供する「売れるD2Cつくーる」と「届いてから払い」および「後払い. com」との連携を強化し、よりシームレスに後払い決済が完了するような新しいシステムを開発していく。両社の知見を融合し、D2C事業者向けの後払い決済について新しいパッケージ商品を創出していくそうだ。
なお、これまでの取り組みの実績として、2024年10月に「売れるD2Cつくーる」と「届いてから払い」および「後払い.com」とのAPI連携が完了し、商品申込確定前にリアルタイムに与信をかけることが可能となった。同10月に「売れるD2Cつくーる」と「届いてから払い」が連携した新サービス(成果報酬型の引き上げ誘導施策)の実施が開始。「届いてから払い」で支払いを行う消費者に向けて、購入商品に応じた上位商品や別商品をレコメンドする「販促オプション」を共同で提供する。また、「販促オプション」を活用することで後払い手数料を無償で提供するプランも提供する予定だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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