2011年7月6日9:17
CSKは、セブン銀行が同行のインターネット・モバイルバンキングとATMでの海外送金サービスを開始するにあたり、CSKの総合口座取引モニタリングシステム「BankSavior」を採用したと発表した。
セブン銀行では2008年7月から、CSKの総合口座取引モニタリングシステムBankSaviorを利用し、国内における不正口座取引のモニタリングを行っている。同社では、2011年3月に海外送金サービス開始し、7月19日からはATMによる海外送金サービスを開始する。これに伴い、導入済みであるBankSaviorに、海外送金モニタリングの機能を追加し、モニタリング範囲の拡張を実施する。
BankSaviorは、ATM入出金、ネット取引などをリアルタイムに取り込み、口座名義人の取引動向をプロファイル情報として分析・数値化する純国産のトランザクションモニタリングシステムである。分析したプロファイル情報、取引情報・口座などの属性情報を検知条件として、モニタリング業務部門で検知ルールを設定することが可能である。また、設定したルールはシミュレーション機能により精度の確認も行える。
今回、セブン銀行に追加提供した海外送金モニタリング機能は、国内における口座取引だけでなく、海外送金もモニタリングの対象に広げた検知ルールの設定が可能なBankSaviorのオプション機能となっている。