2025年5月16日10:45
ソニー エンタープライズソリューション事業部(以下、ソニー)は、中学校向け教育プログラム「電子マネーから学ぶ、キャッシュレスと経済のしくみ」の2025年度募集を開始した。

ソニーは、非接触ICカード技術FeliCaを活用したSuicaサービスを提供するJR東日本と共同で講師を派遣し、首都圏の中学校を対象に無償で授業を実施する。社会のデジタル化や感染症対策をきっかけに、キャッシュレス決済の多様化とその活用の場が急速に広がっている。同プログラムは、子どもたちがキャッシュレス決済の意義を理解し、金銭管理の知識と判断力を身につけ、正しく活用できるようになることを目指す。
これまでの4年間で、累計38校 約3,700名の生徒がプログラムを受講した。授業では、2021年度から全面実施された中学校新学習指導要領(技術・家庭科)に基づいたオリジナル教材を用いる。キャッシュレスが推進されている背景や普及することで、社会や人々の生活がどのように変化するかを学ぶそうだ。
具体的に、身の回りにある決済方法について整理し、キャッシュレス決済でお金のやりとりがどのように行われているか学習する。グループワークでは、消費者と導入者の目線で多角的にキャッシュレス決済のメリットを考える。
Suicaに使用されているFeliCaの技術には、中学2年生の理科で学習する「電磁誘導」が使われている。学校で学んだことが、日常生活に生かされていることを実感できるという。
講師より、仕事のやりがいと魅力、働くことの喜びなどを伝え、将来のキャリア形成につなげるようにする。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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