2025年7月11日9:00
NTT ドコモ(ドコモ)とunerryは、2025年7月10日から、両社が保有する位置情報データの連携の強化およびドコモのデータアセットを掛け合わせることで、自治体や企業の抱える社会課題の解決およびマーケティングを支援する取り組みの検討を開始すると発表した。 データ連携の実現に向けて2025年12月までをめどに検討を進める。
unerry からドコモグループへのデータ連携が実現すれば、ドコモの持つ「モバイル空間統計」に代表される広域なカバレッジを持つ基地局データなどのマクロな位置情報データとunerryの持つ「Beacon Bank」の GPS データやビーコンデータのリアルタイムでミクロな位置情報データの連携が強化されるそうだ。
今回の連携により、従来のドコモの人流分析より高精度かつ人流の分析を行うことが可能となる。さらに、人流データにドコモの 1 億会員を超えるd ポイントクラブ会員基盤や「d 払い」の決済データなどをはじめとするドコモの多様なデータアセットを掛け合わせることで、生活者のインサイトも含めた行動分析やそれに基づく施策の実施も可能となる。これらの分析や施策を通じて、都市計画の最適化や防災・災害対策などの企業および自治体が抱える社会課題の解決や、小売店などのマーケティング事業を支援するそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト