2011年8月1日19:06
決済代行事業者のGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、2011年8月1日、ECや決済の技術・サービスを調査・研究し、新たな仕組みやイノベーションを起こす製品・サービスを創出するプロジェクト「GMO-PGペイメントラボ」を立ち上げ、新サービスの開発に着手したと発表した。
GMO-PGペイメントラボでは現在、複数のウォレット型決済やポイントサービスを連携させて一括処理する決済サービスを研究・開発しており、今秋に第一弾のパイロットサービスとして提供開始する予定だ。また同サービスは、リーバイ・ストラウス ジャパンのオフィシャルオンラインストア「LEVI’S E-SHOP」で導入が決定しているという。
GMO-PGペイメントラボの目的は、EC事業者の売上向上に貢献するこれまでにない新たな仕組みを作ること、EC化率向上に繋がるイノベーションを起こす製品・サービスを創出することとなっており、調査・研究、開発テーマは、「ウォレット型決済」「ポイント」「スマートフォン」「Facebook」「位置情報サービス」「NFC」などとなる。
GMO-PGペイメントラボの第一弾の研究・開発は、ヤフーの「Yahoo!ウォレット」と「Yahoo!ポイント」、GMOメディアホールディングスの「GMOとくとくポイント」が、商品購入時に同時に使用できるシステムとなる。イノベーションパートナーの一社であるダイアモンドヘッドと共同でシステムを開発する。今秋よりパイロットサービスの提供を予定しており、リーバイスのオンラインストア「LEVI’S E-SHOP」では、サービス提供開始に先行して、8月8日からサービスの一部が試験的に「LEVI’S E-SHOP」に実装される。
同サービスを導入したECサイトでは、消費者は商品購入の際に、「Yahoo! ID」と「GMOとくとくID」の双方で認証を行うことでYahoo!ポイントとGMOとくとくポイントを同時に貯めることができるようになる。またYahoo!ポイントとGMOとくとくポイントに加え、Yahoo!ウォレットを組み合わせて購入代金を支払うことも可能となる。
同サービスを導入する加盟店は、Yahoo! JAPAN IDユーザー(会員数2,572万ID)とGMOとくとくポイントユーザー(会員数70万ID)に対して、ECの付加価値を提供することができるようになる。導入後の管理においても、複数のウォレットやポイントを一つの仕様で連動して一括処理することができるという。