2025年9月8日9:15
TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANデジタルは、NFCタグをスマートフォンで読み取るだけでアプリ不要で真贋判定などが可能なセキュアID認証サービス「ID-NEX NFC」を2021年5月より提供している。
このほど、「ID-NEX NFC」をベースに、さまざまなNFCタグへの対応や企業が既存で運用するサービスサイト・アプリに連携可能な汎用ID認証プラットフォーム「ID-NEX NFCエコシステム」を2025年9月5日より提供開始する。
これまで、「ID-NEX NFC」では、顧客の要望に合わせNFCタグ、専用ID生成、ID連携先クラウド型ID認証プラットフォームを個別開発し、提供してきた。今回、ID生成システムの改修及びAPI接続機能の最適化により、企業のさまざまなNFC認証活用のニーズに汎用的に対応できるクラウド型ID認証プラットフォームとして提供が可能となった。同システムは、NFC認証で活用される頻度が高い5種類のセキュアICチップに標準対応している。また、API連携機能により、企業が既存で活用する商品・サービスサイト・キャンペーンアプリとの連携も容易に行うことができるという。TOPPANデジタルは、NFC認証におけるシステム構築の開発時間やコストを軽減し、企業へ手軽かつ安全・安心にNFCを活用した模倣品対策や消費者向けコンテンツ展開の実施を支援するそうだ。
TOPPANデジタルが提供する「ID-NEX NFC」は、NFCタグをスマートフォンで読み取るだけでアプリ不要で真贋判定などが可能なセキュアID認証サービスとして、これまでワイン、化粧品、高級品など様々な企業に採用されている。昨今、模倣品対策やサプライチェーンの管理、キャンペーンなどのプロモーションなどでNFCの活用が拡大する中で、企業が認証プラットフォームを構築するには、導入タグに合わせたサービスやセキュリティの設計、技術開発、インフラ構築、将来の技術進化への対応など、多大な開発時間やコスト、そして継続的な投資が不可欠だという。また、企業が持つNFCタグや、既存の顧客データ、サービスサイトとの連携など、より柔軟性のあるシステムが求められていた。
これらの背景から、TOPPANデジタルは、クラウド型ID認証プラットフォーム「ID-NEX NFCエコシステム」の提供を開始する。同システムは、これまで顧客ニーズに応じて個別開発で提供してきた「ID-NEX NFC」の仕組みをベースとしながら、標準で5種類のセキュアICチップに対応し、既存サービスとの連携が可能な汎用プラットフォームのため、企業は安価で手軽にNFCを活用したサービスを導入することができるという。
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