2025年10月27日8:00
インフキュリオンは、2025年10月24日、東京証券取引所グロース市場へ上場した。長年のコンサルティング実績で培ったノウハウと、BtoCやBtoBなど、さまざまな決済を支援する「一気通貫の決済プラットフォーム」の提供を通じ、イネーブラーとして企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進している。今後はアクワイアリングプラットフォームのローンチを予定しており、フルクラウドのサービスラインナップが揃う。今後は、ストック型ビジネスと言われる決済市場においてトランザクションフィーのさらなる増加が期待でき、企業としての成長に自信を見せた。

20年間決済に携わる
企業間取引は100%強の伸びに
インフキュリオンは決済にかかわるクラウドインフラ、コンサルティングサービスなどをSMBCグループ、北國銀行、SBIグループ、JR西日本、コカ・コーラ、Sansan、マネーフォワードといった企業に提供している。同社の強みは「20年間決済事業にかかわっており、業界に対して深い知見があります」と丸山氏は自信を見せる。また、コンサルティング業務で企業の悩みを解決してきたことも強みとして挙げる。
同社は現在、決済のほぼすべてを解決できるサービスを一気通貫で提供している。売上高は72億円で対前年比22%増、連結売上総利益は約32億円となっている。決済インフラの投資はかさむが、一定規模に達していますので黒字化を達成しているそうだ。また、企業間取引に関しては対前年比で100%以上の成長となった。
“イネーブラーのビジネスモデル”が売りに
従量課金型サービスが今後も成長
同社のペイメントプラットフォーム事業では、クレジットカード発行基盤の「Xard(エクサード)」、BtoB取引向けの「Winvoice(ウィンボイス)」、ウォレット基盤の「Wallet Station(ウォレットステーション)」が売り上げの半数を占める。
同社の収益モデルは、コンサルティングに加え、タクシーアプリ「GO(ゴー)」などに決済デバイス提供なども行っている。中でも従量型のサービスが伸びており、「今後の収益構造は良化していくとみています」と丸山氏は強気だ。
アクワイアリングシステムの稼働を予定
Trunkが革新的な三位一体型サービスとは?
このコンテンツは会員限定(有料)となっております。
詳細はこちらのページからご覧下さい。
すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。












