2025年12月10日8:00
カインズは、デジタルを活用した次世代型店舗「カインズ 吉川美南店」(埼玉県吉川市)を2025年12月11日に、グランドオープンする。同店舗では、カインズ本社で検証していた24時間運営の無人決済店舗をオープン。また、顧客のライフスタイルに合わせた多様な購買体験を提供するそうだ。なお、カインズでは12月9日、埼玉県吉川市と「包括連携協定」を締結している。

新店舗から次世代の店舗体験開始
安さ保証で差額分をカインズポイント還元
カインズは、1978年創業で、2007年に目線の商品づくりを実現するため「SPA宣言」を行った。2018年には「IT小売業宣言」を打ち出し、3か年の中期経営計画「PROJECT KINDNESS」を発表した2019年を「第三創業期」と位置づけた取り組みを推進している。
2020年には「CAINZ INNOVATION HUB」、2025年には「BeGroup INNOVATION HUB」を開設した。ITやデジタルを効率化の手段ではなく、お客様の買い物体験や暮らしを良くしていくために活用する取り組みを推進している。吉川南店は次世代店舗のスタートラインであり、「次世代のカインズをこの店からスタートさせる」とカインズ 代表取締役社長 CEO 高家 正行氏は意気込みを見せる。

次世代店舗では、「新しい顧客価値」「次世代型チェーンストアオペレーション」「メンバーの新たな成長」を実現させたいという。新店舗のコンセプトは、「発見と体験にあふれた、くらしの庭へ。」となる。

同社では、プライベート商品の売上高が2023~25年は2.5倍にアップ。また、「ロープライス保証」を全国の店舗で開始。「EVERYDAY LOW PRICE(エブリデイロープライス)」と「SUPER LOW PRICE(スーパーロープライス)」のアイテムが、他社販売価格よりも高い場合には、差額分をカインズポイントで還元する取り組みを新たに開始した。
「AMR」「電子棚札」「移動ラック」活用
カインズのAIアシスタントで店舗や商品案内
また、リアルとオンラインを掛け合わせた新たなコミュニティづくりにも力を入れる。次世代店舗オペレーションの実現に向けては、商品ののったカゴ車を指定の場所まで搬送する「AMR」、売価変更作業を改善する「電子棚札」、在庫管理の効率化につながる「移動ラック」の活用などを行う。さらに、デジタルやAIを活用した働き方のリモデル、DIY HRによる個人の成長を見込む。
同店舗では、多様な商品の購入や買い方をサポートする。店舗に設置されたスマートフロアナビでは、カインズのAIアシスタントに相談することで、売り場の案内や商品の詳細情報の掲示など、広い店内で従業員が見つからない課題に対応する。将来的には、顧客の課題解決と、必要な商品を提案する機能を搭載する予定だという。
デジタルオーダー、クイックピックアップ、ポケットレジ…
24時間レジレス無人店舗をオープン
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