Ion Pacificと戦略的提携で中計目標(300億円規模のオフバランス化)前倒し達成へ(DG)

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2026年5月15日13:47

デジタルガレージ(DG)は、世界的な資産運用会社であり、ベンチャー企業に特化した世界最大級のセカンダリーファンド運用会社であるIon Pacific Holdings Limitedとの間で、日本市場を中心としたセカンダリー市場の高度化、流動性提供機能の拡張、および次世代投資・分析基盤の構築に向けた戦略的パートナーシップに関し、基本合意書(MOU:Memorandum of Understanding)を締結した。

写真左から:Jonathan Chia氏(Ion Pacific パートナー)、中島 淳一氏(デジタルガレージ 上席執行役員)(GD)

同取り組みは、同社が推進してきた投資ポートフォリオの循環型運用への移行を加速させるとともに、中期経営計画に掲げる300億円規模のオフバランス化を前倒しで進めるものだ。

併せて、同社のバランスシート上で保有する投資の大部分を構成する、DGベンチャーズ(DGV)保有の主要投資資産を対象とする協議を含んでおり、実現した場合には、投資資産の直接保有に伴う「経営上の揺らぎ」を低減し、個別案件や評価変動に左右されにくい、より安定的で予見性の高い経営基盤への移行につながるものと考えている。

また、同取り組みを通じて、デジタルガレージはグループの中核領域である決済事業、データ活用、次世代金融インフラ領域へ経営資源をより重点的に配分できる体制の構築を進めるとともに、日本市場における未上場株式等の流動性供給基盤の強化に貢献していくそうだ。

DGは、長年にわたりスタートアップ投資および事業育成を通じて、次世代テクノロジーの社会実装に取り組んできた。一方で、投資資産の直接保有を前提とする従来型モデルにおいては、市況変動や公正価値変動等に伴う「経営上の揺らぎ」が課題の一つとなっていた。

このような現状に対し、同社グループは投資資産の保有と運用のあり方を見直し、直接保有型モデルから、ファンド等を活用した「循環型・資産効率重視のモデル」への転換を進めている。同MOUは、その具体化に向けた重要な取り組みの1つとなる。

また、同取り組みは、投資事業における資産効率の改善やバランスシートの最適化にとどまらず、より明確に経営の焦点を中核事業へ集中し、グループ全体の事業ポートフォリオの再設計を進める意味を有している。同社はこれを、企業価値の持続的向上に向けた重要施策の1つと位置付けている。

DGとIon Pacificは、主として日本市場におけるセカンダリー取引の活性化に向け、共同で事業機会の創出および事業化の検討を進める。これにより、未上場株式を含む多様な資産クラスに対し、より柔軟かつ持続可能な流動性供給の実現を目指す。また、同社が有する日本市場における投資・事業開発の知見と、Ion Pacificが有するグローバル・セカンダリー市場における運用実績、ネットワークおよび執行能力を組み合わせることで、新たな市場基盤の形成に取り組む。

GDとIon Pacificは、セカンダリー市場の活性化および流動性提供を目的として、複数のファンド・ビークルの組成および運営について協議を進める。あわせて、同社グループのバランスシート上で保有する投資の大部分を構成するDGV保有の主要投資資産について、当該ファンド・ビークル等への戦略的移管に向けた協議を進めていくいく。

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