2026年9月9日7:26(JST)
【日本】JR 東日本グループは、2023年5月より順次進めてきた、運賃計算処理におけるセンターサーバー方式(以下「新しいSuica 改札システム」)の導入が2026年度末に完了する。これにより、同社管内全駅の乗降における運賃計算が可能となることから、現在6つに分かれているSuica利用エリアが1つに統合されるとともに、Suicaの導入がこれまで以上に加速できることとなるという。

さらに、新たな改札ソリューションの開発を進め、「どこでも改札(仮称)」の導入により、2030年代初めに同社管内全駅でSuicaを利用できるようにする。
現在、Suicaの利用エリアは6つ(首都圏・仙台・新潟・青森・盛岡・秋田)に分かれており、エリアをまたいでSuicaのチャージ残高(SF)やSuica定期券で、タッチ&ゴーによる乗車ができない。
「新しいSuica改札システム」の導入完了に伴い、2026 年度末に6つの利用エリアをJR東日本全体で1つに統合する。これにより、Suicaを利用できる駅の相互間でタッチ&ゴーによる乗車が可能になるとともに、Suicaの導入をこれまで以上に加速させる。
同社管内でSuicaを利用できる駅の割合は、Suica利用エリアを統合する2026年度末では約60%だが、現在開発を進めている「どこでも改札(仮称)」によって、2030年代初めに 100%を目指す。
これにより、きっぷの購入の手間や、Suicaを利用できない駅で降車する人が現金で精算し、次にSuicaで乗車する際、Suicaを利用できる駅で前回入場記録の取り消し処理を受ける必要がある、といった不便を解消するそうだ。
また、これまで、位置情報等を活用した改札方式(以下「スマホ改札(仮称)」)によって2030年代中頃までにJR東日本全駅でSuicaを利用できるようにする計画だったが、より早期に実現するため、2030年度から「どこでも改札(仮称)」を「スマホ改札(仮称)」に先行して順次導入する。
どこでも改札(仮称)は、Suica カードやモバイルSuicaのタッチ処理をタブレット端末などで行う改札方式だ。車両や駅に柔軟に設置できる汎用的な端末を活用することで、これまでSuicaを利用できなかった駅でのSuicaサービスをスピーディーに実現する。運転本数の少ない線区の列車への搭載も検討しており、GPS機能により1台の端末で複数駅に対応することで、Suicaを利用できる場面を広げる。
「スマホ改札(仮称)」は、「どこでも改札(仮称)」導入後、2030 年代中頃の実現を目指して開発している、利用者のスマートフォンを活用した新たな改札方式だ。GPSなど、スマートフォンの機能を活用することで、駅の入場・出場処理が可能となる。駅に改札機などの機器を設置することなく、Suica サービスを拡大することができる。
JR 東日本全駅でのSuicaの利用の実現により、これまではSuica利用エリア外であった地域の人にも「移動と少額決済のデバイス」から「生活のデバイス」へと進化した Suicaのサービスを利用してもらえるようになる。「ご当地 Suica」や、生活ソリューションと鉄道ソリューションを組み合わせた鉄道・生活クーポンの利用等が可能になる。(paymentnavi 編集チーム)














