2011年10月5日22:17
凸版印刷は、企業の販促映像および会員向け情報などのコンテンツをタブレット端末を含めたさまざまな通信型デジタルサイネージへ配信できるクラウドサービスを2011年10月中旬から提供開始すると発表した。
同サービスでは、複数種のデジタル端末向けのコンテンツ配信がクラウド上で一元管理でき、配信先端末ごとにコンテンツ内容や時間の設定も可能で、利用シーンや端末特性を活かした配信を実現する。クラウド上で動作環境や管理システム、アプリケーションを提供するので、初期導入コストが抑えられるという。
また、凸版印刷は、企業のインストアプロモーションや会員向けの情報配信に利用できる7インチタッチパネルを実装した低価格のAndroid端末をラインアップに追加。従来提供してきた端末価格の半額以下で提供する。さらに、凸版印刷が通信キャリアとの再販契約を行うことにより、コンテンツ配信の通信費を一般通信価格の3分の1~2分の1程度で提供が可能となった。
凸版印刷では、同サービス提供とあわせて、導入先の要望に応じた効果的なコンテンツ配信の提案からコンテンツ企画・制作、システム・端末導入・配送・設置、運用・事務局業務まで、ワンストップサービスで支援する。
コンテンツ配信クラウドサービスは、初期費用3万円(一式)、月額費用1万7,000円(1式)・1,550円(1台)、端末販売予定価格3万円(1台)となる。凸版印刷は、同コンテンツ配信クラウドサービスと端末の販売および通信費で2011年度 1.5億円の売り上げを目指す。今後は、凸版印刷が持つ既存の印刷データ制作システムと連携することにより、チラシやカタログなどのコンテンツと連動した内容を端末の特性を活かした方法で配信する機能も提供していきたいとしている。