「Money20/20 USA」、世界85カ国以上から約1万1,000人が参加者

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2026年10月27日8:20(JST)

【日本】米国・ラスベガスで開催の「Money20/20」は、2026年10月21日にラスベガスのベネチアンホテルで閉幕した。同展示会には、85カ国以上から約1万1,000人の参加者、3,000社以上の企業、450社のスポンサー、そして世界の金融エコシステム全体から600人以上の講演者が集まったという。

Money20/20

Money20/20 USAは、業界を形作る4つの決定的な要素、すなわち、国境のない金融アーキテクチャ、偉大な平等化装置としてのテクノロジー、規模拡大の原動力としてのパートナーシップ、そして信頼構築に必要な規制上の安全策について検証した。200時間以上にわたるコンテンツを通して、イノベーションが決済、銀行業務、商取引、そして世界中の資金の流れをどのように変革しているかに焦点を当てた議論が展開された。

Money20/20

中でもステーブルコインとトークン化が注目を集め、議論は潜在的なユースケースから、主流への普及に必要なインフラ、パートナーシップ、規制枠組みへと移っていった。Money20/20の伝統的な金融と分散型金融のための専用プラットフォームであるIntersectionステージでは、Citi、Visa、Western Union、Coinbase、Circleの担当者などが、デジタル資産が決済、資本市場、24時間365日の決済をどのように変革しているかを探った。

Money20/20

実世界での実装に向けた動きは、主要な発表によってさらに加速した。MeshはVisaとの戦略的提携を発表し、消費者がVisaのグローバルな決済ネットワーク全体で暗号通貨やステーブルコインで支払いを行えるようにする。Mastercardは、金融機関が資金移動前に取引リスクを評価できるように設計されたStablecoin Securityを発表し、ThunesとCoinbaseは、デジタル資産インフラを世界中の国内決済ネットワークに接続するための戦略的提携を発表した。

人工知能は、金融サービスだけでなく、資金の流れ方そのものを変革する力として台頭した。議論は従来のAIアプリケーションにとどまらず、自律システムがタスクの実行、意思決定、取引の円滑化を担うエージェント型AIへと広がりつつある。Plaid、Perplexity、Wells Fargo、Microsoft、Fiservの担当者は、金融意思決定、顧客体験、事業運営におけるAIの役割拡大、そしてこれらのテクノロジーを大規模に展開する際の機会とリスクについて議論した。

AIエージェントが商取引や決済にますます深く関わるようになるにつれ、不正防止とセキュリティ対策の重要性が高まっている。同イベントでは、金融機関がAIを活用して不正を検知し、リスク判断を自動化し、新たな脆弱性に対処しながら顧客保護を強化する方法について議論が交わされた。また、エージェント主導の取引を安全に処理するという課題も取り上げられ、Evervault社は、AIエージェントやエージェント主導のブラウザが機密性の高い決済情報や認証情報にアクセスすることなくオンライン購入を完了できるようにするブラウザトークンを発表した。

金融エコシステム全体における連携も同様に重要視された。銀行、フィンテック企業、テクノロジー企業、投資家、規制当局は、組み込み型金融、サービスとしてのフィンテック、共有インフラストラクチャがイノベーションを加速させる方法について検討した。非公開の円卓会議「Policy20」では、政策立案者、中央銀行、規制当局、業界リーダーが一堂に会し、ホワイトハウス、米国議会、連邦準備制度理事会、国際中央銀行の代表者らが、規制の明確化、デジタル資産、AIガバナンス、データアクセス、消費者保護について議論した。

登壇者の顔ぶれは、PayPalの社長兼CEOであるエンリケ・ロレス氏、PNC Financial Services Groupの会長兼CEOであるウィリアム(ビル)・デムチャック氏、PlaidのCEOであるザック・ペレット氏、Adyenの最高リスク・コンプライアンス責任者であるマリエット・スワート氏、Experianの最高イノベーション責任者であるキャスリーン・ピーターズ氏、PerplexityのCEO兼共同創設者であるアラビンド・スリニバス氏、Tools for Humanityの共同創設者兼CEOであるアレックス・ブラニア氏、そしてPhantomのCEOであるブランドン・ミルマン氏らが、決済、銀行業務、AI、デジタル資産の未来を探るリーダーとして名を連ねた。

また、900社以上のスタートアップ企業が出展し、新興企業の間でも革新的な取り組みが披露された。

日本の福岡県も出展

Money 20/20の今後の開催地と日程は、マイアミ(2027年3月16日~18日)、バンコク(2027年4月27日~29日)、アムステルダム(2027年6月8日~10日)、リヤド(2027年9月14日~16日)、ラスベガス(2027年10月19日~21日)、メルボルン(2028年2月15日~17日)となる。(paymentnavi 編集チーム)

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