2011年11月24日21:30
富士ゼロックスは、ジェイアール東日本メカトロニクスが提供する交通系電子マネー対応のホールド型決済端末との連携により、「Suica」や「PASMO」などの交通系の非接触型ICカードでコピーやプリントサービスを利用できるシステムを業界で初めて開発し、2011年11月24日から全国の文教市場向けに展開すると発表した。
多くの大学では、複合機でのコピーやプリントサービスは、現金や大学が配布する磁気プリペイドカードでの利用が主流であるという。そのため、学生は複数のカードを所持しなければならなかったり、大学側では集金やカードの在庫管理などの業務が別途発生するという課題があった。
富士ゼロックスでは、交通系電子マネーに対応した少額課金決済接続装置「Connection BOX 1 for EM」を開発。同装置を富士ゼロックス製の複合機やプリンターに接続することで、SuicaやPASMOといったICカード定期券の交通系電子マネーの利用を可能にしている。日常的に利用する通勤・通学定期券などで、コピー、プリントサービスを利用できるため、学生にとっての利便性向上はもちろん、キャンパスでのキャッシュレス化を促進し、集金やカードの在庫管理などの管理工数も不要になるという。